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創業補助金はテーマが重要

国の創業補助金の事務局がやっと決定されました。これから創業補助金の公募が始まると思われます。今回も前回同様狭き門になりますが、この狭き門を突破するにはどうしたらいいかということについてお話しします。

創業補助金はテーマがとても重要になります。

このことは合格者の事業テーマを見れば明らかです。それではどのようなテーマが採択されやすいのでしょうか?

優れたテーマは次の4つの条件を満たします。

①創業者の強みが生かせること

②顧客ニーズがはっきりしていること

③社会や地域の課題を解決してくれるものであること

④新規性・革新性があること

どれも重要ですが、創業補助金限らず補助金の原資は税金であるので、③の公益性という視点は欠かせないようにしたいところです。ビジネスは顧客ありきなので、広い意味ではすべてのビジネスに公益性はあります。ただ個人的な好みや趣味などの嗜好性だけに対応するものは弱いです。

採択されたテーマを見ると

地域の資源を新たに活用する、地域の活性化を目指すといった地域性や、着物や古民家など、現代では使われなくなった日本の伝統的資産に再びスポットライトを当てるなどの日本の文化性等に対応したテーマが多く見受けられます。

 

事業計画書は読み物です。読み物はストーリー性が重要です。ストーリー性とは納得感があるかどうかということです。合格する事業計画書は、上記の4つの要素が、歯車がうまくかみ合うようにまとめられ、鮮やかなストーリー性を紡ぎだします。

申請書を書く前に、自分のビジネスが上記4要素を満たすかどうか確認してみましょう。

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代表者プロフィール

井上敬裕
中小企業診断士・社会保険労務士
1972年岡山県生まれ
青果工場の工場長を経て、2012年中小企業診断士として独立、2015年から社会保険労務士として開業

浦安商工会議所経営支援発達事業アドバイザー
浦安市中小企業経営アドバイザー
渋谷区創業支援アドバイザー
東京開業ワンストップセンター開業アドバイザー
横浜市中央卸売市場経営アドバイザー
ふくしま地域産業6次化イノベーター
ミラサポ登録専門家(中小企業経営)
著作「食品表示事故をなくすために」(JTEX2017)